きれいな印刷をするには

信用できる業者に頼むのが専門的な機材やスキルの手を借りれる分確実なのは間違いないのですが、自宅で試してみる場合、家庭用のプリンターできれいな印刷をする際にはいくつかコツがあります。きれいな印刷はまず良いプリンターを使わなければいけません。インクの再現度が高くなければどんなに高画質のデータを作っても美しく仕上がることはないのです。dpiという密度を示す値などを参考にして見ると良いでしょう。この値がある程度高い方がきれいな印刷を仕上げることが出来ます。ある程度というのは一定限度を超えると人間の目ではさほど大きな差を感じることがなくなるからです。費用対効果を考えると、エントリーよりはまずまずの物を選ぶと良い仕上がりが期待できます。インクの発色や紙への色乗りなどは各社から発売されている製品により差がありますが、官能の部分に拠るものが多く、つまり好みの問題なのでお店などに行ってそれぞれの印刷されたサンプルなどを見比べてみて好きなものを利用するのが良いでしょう。


次に元データの処理です。スキャンしたものを印刷したい場合には出力の画素数とスキャン側の画素数をあらかじめ合わせておくことでモワレと呼ばれる点描の荒れや、ざらざらとしたドットっぽさを出さずに着きれいな印刷にすることが出来ます。始めるときの調整だけで仕上がりが大きく変わるのでいろいろとためしてみるとよいでしょう。写真などをレタッチしたりカラーでのイラストレーションを仕上げた物を素材にしたい場合にはRGBというパソコンなどで表示されるときに使う色彩のデータではなく、CMYKというインクの混ぜ具合を示すデータに変換しておくことで製作中の画面と実物に仕上げたときの誤差を小さくすることが出来ます。CMYKとはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのことで三原色のそれぞれ青、赤、黄そして黒を指します。肌色などを印刷する際には実際の陰りなどを考慮しつつもブラックの値を弱めたり抜いたりするように画像を変換しておくと色鮮やかな発色になり艶が出ます。どのような大きさに出力されるものなのかによっても必要な画素数は変わります。大きなものの場合は大まかに作った方が遠くから見たときにメリハリがついて見栄えがすることが多いのです。


逆に写真などの手元で見るためのものは高い密度でしっかりとした紙を用いる必要があります。ちょっとした手間で仕上がりのきれいさが変わりますので試してみましょう。